能力の高い人ほど「自信がない」に隠された意外な事実とは。

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「あの人みたいに自信たっぷりになれたら、、、」
「どうして自分には自信がないんだろう、、、」

こんな風に思った経験はないでしょうか。

自信がないと、周りの人がすごく見えて、自分がちっぽけな存在に思えてきますよね。

「君にも素晴らしい能力があるよ!」
「それに気づいていないだけだよ!」

なんて声をかけてもらっても、それ以上にすごい人がいることを知っているので、自信を持つのはカンタンなことではありません。

しかし、「自信がない人」には気づいていない素晴らしい能力があるのは事実なのです。

「何を根拠に?」と思われるかもしれませんが、

「自信がない人ほど能力が高い傾向にある」

ということが、多くの研究によってわかっています。

今回は「自信」についての研究を参考にしながら、「自信がない」ことの原因をしり、大事なスピーチなどでも「自信を持てる」ようになる方法をご紹介していきます。

目次

1.自信がないのはなぜ?
1.1 ダニング=クルーガー効果
2.自信がない人こそ成功できる理由とは
3.たった5秒で自信をつける方法
4.長期的に自信をつけていく方法
4.1 目標達成に役立つテクニックとは
5.まとめ

1.自信がないのはなぜ?


自信がない人は、自分よりすごい人を見つけるのがうまいです。

学生時代の定期テストでは、学年1位の同級生をうらやましく感じたり、部活動ではライバルの活躍している姿を尊敬したりしたことがあるかもしれません。

社会に出てからも、仕事で結果を残して昇進していく同期や、なんでもこなしてしまうスーパーマンのような先輩など、

あなたからみて、「凄い」と感じる人がたくさんいると思います。

結論から言えば、この誰かを「すごい」と思う感覚こそが、自信のなさの正体

自分よりもすごい能力を持っている人と、自分を比較してしまった結果、能力が劣っていると感じてしまうのです。

なので、例えばあなたが、学生時代にテストで2位になったとしましょう。

2位というのは、普通の人から見ればとてもすごいことです。

中途半端な努力だけでは、カンタンになることなんてできない順位です。

しかし、あなたは1位をとった友人と自分を比較して、自分は勉強ができないと落ち込んでしまうという性格なのです。

自信がないというとネガティブなことだと思われがちですが、むしろ成功するためには不可欠だという研究者もいます。

続いては、自信がない方が知っておいて損をしない研究をご紹介いたします。

1.1 ダニング=クルーガー効果

ダニング=クルーガー効果をご存知でしょうか。

これは、社会心理学者のデイヴィッド・ダニング氏、ジャスティン・クルーガー氏が研究した結果をまとめたもので、

「本来の実力よりも、自分を高く評価してしまう思い込み」を意味しています。

彼らは、学生たちを対象にテストをし、その結果に対して自己評価をさせるという方法で研究を行いました。

その結果は、

・優秀な学生たちは自信の順位を実際より低く評価した
・優秀ではない学生たちは、自身の順位を実際よりも高く評価した

となったのです。

つまり、自信のない人は優秀な可能性が高いということがわかります。

当たり前にこなしている仕事や作業のレベルが高いのに、他の人ならもっとカンタンにこなしてしまうだろうと考えたり、

自分よりも能力が優れている人を見つけてしまいます。

だからこそ、自分よりすごい人と比較をしてしまい、自分を低く評価してしまうのです。

実際は、能力が高いのに。

2.自信がない人こそ成功できる理由とは

自信がないと感じているあなたは、
もしかすると何かの目標を持っているのかもしれません。

・仕事で結果を残して同僚から認められたい
・難関資格を取得して自分が好きな仕事をしたい
・語学をマスターして海外を飛び回りたい

このような高い目標を叶えるためには、努力を続ける必要がありますよね。

その努力をすでに終えて、あなたの目標を叶えている人を見ると、自分にはできるのか不安になっても仕方ありません。

ですが、「自信がない人」の方が成功をしやすいという考え方もあります。

それを提唱しているのが、ロンドン大学教授・コロンビア大学客員教授で、社会心理学者のトマス・チャモロプリミュージク氏です。

『自信がない人は一流になれる』(PHP研究所)で有名な教授で、「自信がない人ほど将来成長する」という意見を持っています。

その理由をまとめると、

「自信がない人ほど、リスクを想定して努力をするから」

これは、先ほどのダニング・クルーガー効果にも通じる部分がありますよね。

例えば、仕事で結果を残し、上司や同僚から認められた時も、慢心しないで努力を続けられる人の方が成功をしやすいですよね。

いくら良い結果を残せた時でも、100%うまくいったなんてことはありません。

どこかに改善点があるはず。
それを見つけて、次につなげようとするのは「自信がない人」の特徴です。

自信がない人は努力を続けやすい性格のため、最終的には成功しやすいのです。

しかし、いくら成功しやすいと言われても、いつも気を張って努力を続けなければいけないのでは、体がいくつあっても足りません。

普段は自信がなくてもいいとしても、人前でスピーチをするときなどには、自信を持ってプレゼンをしたいですよね。

すぐに、自信を持つにはどうしたらいいのでしょうか。

3.たった5秒で自信をつける方法

世の中には面白い研究者がたくさんいるので、「今すぐに自信を持つ方法」について研究をしている人もいます。

その研究をしているのは、社会心理学者、エイミー・カディ。

あるポーズをとることで自信を持てるようになるということを明かしています。

エイミー氏の研究によると、「力強いポーズ」をとることで、自信を持つことができるようになるのだそう。

研究内容は、威張ったように背中をのけ反らせるような「力強いポーズ」と縮こまった「弱いポーズ」を2分間とってもらった後で、ギャンブルをさせるというものです。

その結果、「力強いポーズ」をとった人は、自信を持ってリスクのある行動を取る傾向があるということがわかりました。

さらに、被験者のホルモンを調査したところ、「力強いポーズ」をとった被験者は、テストステロン(筋肉増大に関わるホルモン)が増加していたのです!

一般的にも、自信のある人は姿勢が良くて、自信のない人は猫背などの姿勢が悪いイメージがありますが、間違いではないということですね。

もし大事なスピーチなどで人前で話すのに緊張して、自信がないというときには、人目のつかない場所で力強いポーズをとってみましょう。

胸を張って、可能なら両手を大きく広げるのです。
そうすることで、少しだけでも自信をつけることができるはずです!

姿勢を良くすることで、一時的に自信を持っても長期的には続きません。

いつも自信を持った人になるためにはどうすればいいのでしょうか。

関連記事スピーチで緊張する人へ。記憶術で内容を忘れない方法

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4.長期的に自信をつけていく方法

自信のない人は成功しやすいというメリットは分かりました。

しかし、自信がないことでネガティブになりすぎるとストレスが溜まって、健康にも害が及んでしまうかもしれません。

では、長期的に自信を持つためにはどうすればいいのか。

それは、客観的に自分を分析することです。

あなたが自信を持てない理由は、自分と優秀な誰かを比べて、それに劣っていると感じてしまうからだということは、すでに理解していただけたと思います。

劣っているのは、その相手にだけであって、世界中のすべての人では決してありません。

あなたの持っている能力を客観的に判断。

劣っている点だけでなく、優れている点もしっかりと認識しましょう。

そして、分析をしたことを踏まえて、なりたい自分に向けて努力を続ける。少しずつ結果を残していくことが自信への近道です。

しかし、結果を出すために努力をするのもストレスがかかる作業ですよね。

難関資格や語学をマスターするために、努力をしても結果が出なかったら、さらに自信がなくなってしまうかもしれません。

これから結果を出すために必要な、基礎能力を鍛える方法を最後に1つだけご紹介します。

4.1 目標達成に役立つテクニックとは

これから紹介する方法は、知的作業のパフォーマンス能力を向上させる方法です。

あなたは、1時間で1000桁以上の数字を軽々と暗記してしまう、メモリアスリートをご存知でしょうか?

彼らは記憶力の達人で、数字のように全く意味のない情報でも、瞬時に記憶をしてしまいます。

メモリアスリートがなぜ、大量の情報を記憶できるのかといえば、「場所法」という記憶術を使っているからです。

この方法を学ぶことで、覚えたいことをすぐに長期記憶にすることができるので、

・語学をマスターするために単語を暗記
・資格勉強の効率化

など、あなたが自信を持つきっかけを作りやすくなります。

また、普段使っていない脳を活性化させるので、記憶力の他にも、

・仕事の生産性
・論理的思考力
・推論力

など、仕事のパフォーマンスも上がりやすくなるのです。

もし興味がある方は、初心者でもわかりやすいように、具体的な場所法の手順について解説した記事があるので、自信をつけるための道具としてマスターしてみてください。

関連記事古代ギリシャから天才たちに受け継がれている究極の記憶術『場所法』とは?

2020.09.11

5.まとめ

今回は、自信がないという方向けに、自信の付け方をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。

自信がないというと、ネガティブに捉えられがちです。

しかし、「自信がない人ほど成功しやすい」といった研究があるなど、メリットもあるということがわかりますよね。

それでも、自信が欲しいという場面はあります。

そんなときには、胸を張るなどの「力強いポーズ」をとることで、自信を持てるようになります。

また、自信を持った人になりたい場合は、結果を積み上げる必要があります。

客観的に自分を分析して、自身を受け入れたうえで少しずつ努力を続けましょう。

目標を達成するための道具として、是非「場所法」も使ってみてください。

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この記事を監修してくれた記憶コーチ

中原 好プロ
記憶の学校 認定講師
中原 好プロ
(なかはら このみ)

【国際記憶協会 IAM】 世界ランク 日本人女性1位
【世界メモリースポーツ協会 WMSC】 世界ランク 日本人女性1位

記憶術を学びはじめ、わずか1年で記憶術世界大会の
日本人女子1位という輝かしい成績を収める。

その記憶術のスキルを、英語や心理学などの学習や
資格試験習得などに活かし、人生の幅を広げる能力を
次々と身につけ、自身の夢を叶えている。

フジテレビ『ギリギリ』をはじめ、多くのメディアでも活躍